ブログ

2018/12/30

法語 2018年 12月

「「真宗」とは、自己を「同朋・同行の一人」と気づくことである。」

 

浄土は、同朋・同行ということを我々に気付かせる大地である。そして、浄土往生を願うものを念仏者と言う。

 

仏教では「浄土」に対し、この世界を「娑婆」と言います。「娑婆」とは梵語でサハー(saha)と言い、

「忍・堪忍」と言う意味があります。仏教ではこの世界のことを苦悩を堪え忍びながら生きる場であると考えています。

苦悩をなぜ感じるのかと言うと、「如意(思い通りに)」ならないからであります。

すべてを自分の思い通りにしようとする私が有ります。

そういう世界の中で、私だけが苦悩している。私だけが物語の主人公ではないのです。

あらゆる人が一喜一憂し、あらゆる人が主人公であると考えます。

そう考えるならば、あらゆる人が人生の荒波を生きる「同朋・同行」とも言えるでしょうか。

 

その中で何を「宗(ムネ=中心)」として生きていくのか。

「真」なのか「仮」なのか「偽」なのか。それを選ぶのは私です。

 

南無阿弥陀仏